みずから苦しむか、もしくは他人を苦しませるか、そのいずれかなしには恋愛というものは存在しない。
人生には「灰の時」と「炎の時」がある。なすべき何事もない時は、何もすべきでなはい。
臨終にあって人の惜しむのは、みずからの命ではない、生命そのものだ。
金銭というものは、他人には幸福に見えるあらゆるものを与えてくれる
恋には経験というものはない。なぜなら、そのときにはもう恋していないのだから。
恋は最も変わりやすいと同時に最も破壊しにくい不思議な感情である。
女性が鏡に映して自分を見るのは、自分の姿を見るためでなく、自分がどんなふうに他人に見られるかを確かめるためだ。
男がもっとも情を込めて愛している女は必ずしも一番愛したいと思っている女ではない。
愛情と欲情が溶け合ったときには、恋愛はほとんど友情に近い穏やかさをおびる。
女は自分を笑わせた男しか思い出さず、男は自分を泣かせた女しか思い出さない。
倹約した金は儲けた金である
友情は永続的なものの感情を与え、恋愛は永遠的なものの感情を与える。しかし、両者とも後に残るのものはエゴイズムだけである。
みずから苦しむか、もしくは他人を苦しませるか、そのいずれかなしには恋愛というものは存在しない。