太宰治の名言集

人から尊敬されようと思わぬ人たちと遊びたい。けれども、そんないい人たちは、僕と遊んでくれやしない。

てれくさくて言えないというのは、つまりは自分を大事にしているからだ。

人間のプライドの究極の立脚点は、あれにも、これにも、死ぬほど苦しんだことがありますと言い切れる自覚ではないか。

人間は不幸のどん底につき落とされ、ころげ廻りながらも、いつかしら一縷の希望の糸を手さぐりで捜し当てているものだ。

人間なんて、そんなにたくさん、あれもこれも、できるもんじゃないのだ。しのんで、しのんで、つつましくやってさえゆけば、渡る世間に鬼はない。

今の女性は個性がない、深みがない、批判はあっても答えがない、独創性に乏しく模倣ばかり。さらに無責任で自重を知らず、お上品ぶっていながら気品がない。

笑われて、笑われて、つよくなる。

今の女性は個性がない、深みがない、批判はあっても答えがない、独創性に乏しく模倣ばかり。さらに無責任で自重を知らず、お上品ぶっていながら気品がない。

親が無くても子は育つ、という。私の場合、親が有るから子は育たぬのだ。

毎日毎日が、奇蹟である。いや、生活の、全部が奇蹟だ。

死と隣合せに生活している人には、生死の問題よりも、一輪の花の微笑が身に沁みる。

大人とは、裏切られた青年の姿である。