なぜ死を恐れるのですか。まだ死を経験した人はいないではありませんか。
ロシアのことわざ
もし本当に死の精髄を見たければ、生の実体に向けて心をいっぱいに開きなさい。なぜなら、川と海が一体であるように、生と死は一体だからである。
ハリール・ジブラーン
あたかも良く過ごした一日が、安らかな眠りをもたらすように、良く生きられた一生は、安らかな死をもたらす。
レオナルド・ダ・ヴィンチ
人は誰しも、自分自身の生涯を一人で生き、自分自身の死を一人で死ぬものです。
イエンス・ペーター・ヤコブセン
どこで死が我々を待っているかわからないのだから、いたるところで待とうではないか。死を予測するのは自由を予測することである。
モンテーニュ
人は死ぬ瞬間までも、もしかしたら助かるかもしれないと空想し得る力を与えられている。
武者小路実篤
どのみち死なねばならぬなら、私は、納得して死にたいのだ。
梅崎春生
タフでなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない。
レイモンド・チャンドラー
あらゆる生あるものの目指すところは死である。
フロイト
人はいつだって、いろいろなものにさよならを言わなければならない。
ピーター・ビーグル
人は自分の意思で生まれてきたわけじゃない。だから自分の意思で死んではいけない。
相田みつを
もっとも偉大な人々は、人に知られることなく死んでいった。人々が知るブッダやキリストは、第二流の英雄なのだ。
ロマン・ロラン
人は、いつか必ず死ぬということを思い知らなければ、生きているということを実感することもできない。
ハイデッガー
人は誰しも、一人で生き、一人で死ぬものである。
イエンス・ペーター・ヤコブセン
われわれには理解できないことが少なくない。生き続けて行け。きっとわかって来るだろう。
ゲーテ
いくら長生きしても、最初の二十年こそ人生の一番長い半分だ。
ロバート・サウジー
一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。だが、死ねば、多くの実を結ぶ。
「新約聖書のヨハネによる福音の書」
お前の人生が戯れにすぎなかったのなら、死はお前にとって真剣事であろう。だが、お前が真剣に生きたのなら、死はお前にとって一つの戯れであろう。
クレッチマン
われわれの生まれ方は一つ。だか死に方はさまざま。
ユーゴスラビアのことわざ
人生が死より恐ろしいところでは、あえて生きることが最後たる真の勇気である。
トーマス・ブラウン
このお盆に生きている全部の人間は、単に今年度の生き残り分にすぎない。
吉川英治
人生は山登りのようなものさ。登っている間は人は頂上を見ている。そして自分を幸せと感じるが、上に着いたが最後、たちまち下りが見える。終わりが、死である終わりが、見える。
モーパッサン
人生は一歩一歩、死に向かっている。
コルネイユ
人生において、諸君には二つの道が拓かれている。一つは理想へ、他の一つは死へと通じている。
シラー
このところずっと、私は生き方を学んでいるつもりだったが、最初からずっと、死に方を学んでいたのだ。
レオナルド・ダ・ヴィンチ
不幸な人間にとって、死とは無期懲役の減刑である。
アレクサンダー・チェイス
だって治療にはとても金がかかるよ。だから、どうせ死ぬと決まっているなら、その金を蓄えておくほうがよい。
ルナール
人生は夢である。死がそれを覚まさせてくれる。
ホジヴィリ
人は、自然の悪を知ることを学んで死を軽蔑し、社会の悪を知ることを学んで生を軽蔑する。
シャンフォール
人間は、みんなに愛されているうちに消えるのが一番だ。
川端康成
人間は心の底ではまったく死を嫌悪していない。死ぬのを楽しみにさえしている。消えてゆくランプに苦しみはないのである。
シャトー・ブリアン
人生は旅行であって、死はその終焉である。
ドライデン
人間一度しか死ぬことはできない。
シェイクスピア
人間、死ぬときは死ぬのがよい。
白隠
墓は、運命の嵐を防ぐ最良の砦である。
リヒテンベルク
人生は素晴らしいが、人生の終わりは死である。これは、いかなる人の望みの究極でもある。
スウィンバーン
人間的に言えば死にもよいところがある。老いに決着をつけねばならないからだ。
ラ・ブリュイエール
人間が幸福の夢を追うときに犯す大きな過失は、人間の生来から備わっているあの「死」という弱点を忘れてしまうことだ。
シャトー・ブリアン
人間は年をとることを望み、しかも老年を怖れる。つまり生命を愛し、死を回避するのである。
ラ・ブリュイエール
なぜ死を恐れるのか?ーー人生で最も美しい冒険だから。
フローマン
僕が死を考えるのは、死ぬためじゃない。生きるためなんだ。
アンドレ・マルロー