おお嫉妬よ!お前は細事の拡大したものである。
フリードリヒ・フォン・シラー
フリードリヒ・フォン・シラー
あまり利口でない人たちは、一般に自分のおよび得ない事柄についてはなんでもけなす。
ラ・ロシュフコー
ラ・ロシュフコー
われわれが人生で当面する憎しみの大半は、単に嫉妬か、あるいは辱められた愛にほかならない。
カール・ヒルティ
カール・ヒルティ
われらは己のものを他と比較することなしに愉しみたし。他人がより以上幸福であることに苦しめらるるならば、人はけっして幸福ではありえぬ。
セネカ
セネカ
人は嫉妬するのを恥じるが、嫉妬したことがあるということや、嫉妬できることを誇りに思う。
ラ・ロシュフコー
ラ・ロシュフコー
われわれはわれわれ自身を冷笑しないために多くのものを冷笑する。
ヴォーヴナルグ
ヴォーヴナルグ
人間の嫉妬は、彼らがみずからいかに不幸に感じているかを告げるもので、彼らが他人の行為に絶えず注目しているのは、彼らみずからが退屈していることを示すものだ。
ショーペンハウアー
ショーペンハウアー
卑しい心がその奴隷となって苦しむ嫉妬は、学問もあり、気性のすぐれた者にあっては競争心となる。
アレキサンダー・ポープ
アレキサンダー・ポープ
人は自分の想像力で作り出したものに対して嫉妬する。…しかし嫉妬において想像力が働くのはその中に混入しているなんらかの愛に依ってである。
三木清
三木清
妬み深い男は、つねに自分が探している以上のものを見つける。
スキュデリー
スキュデリー
妬む者は他の人々に比べて二重に悪し。彼らは自己の不運に怒るのみならず、他人の幸福にも感情を害すればなり。
ヒッピアス
ヒッピアス
嫉妬はつねに他人との比較においてであり、比較のないところには嫉妬はない。
フランシス・ベーコン
フランシス・ベーコン
嫉妬は所有ということからくる悪癖である。
シャルドンヌ
シャルドンヌ
嫉妬深い妻を持つことは夫にとっては痛快である。彼は四六時中、その愛している女のことを聞いていられる。
ラ・ロシュフコー
ラ・ロシュフコー
感情は絶対的である。そのうちでも嫉妬はこの世で最も絶対的な感情である。
ドストエフスキー
ドストエフスキー
憎しみは積極的な不満で、嫉妬は消極的な不満である。したがって、嫉妬がすぐに憎しみに変わっても怪しむに足りない。
ゲーテ
ゲーテ
深い悲しみと失望が怒りを生み、怒りが妬みを、妬みが恨みを、そして恨みが再び深い悲しみを生む。それらがすべての循環の完結するまで尽きることはない。
デイヴィッド・ヒューム
デイヴィッド・ヒューム
貧乏人が貧乏人を見るときは、ちらっと目をやるだけだけど金持ちを見るときは違うんだよ、じろじろ穴が開くほど見て貧乏人の成り上がりと見破ったら、陰口告げ口を言いふらすのさ。蜂の群れか噂雀か、これでもかこれでもかとそいつのことをこき下ろす。
セルバンテス
セルバンテス
真に愛する心の中では嫉妬が愛情を殺すか、愛情が嫉妬を殺すかのいずれかである。
ブールジェ
ブールジェ
嫉妬心を少しも持たず、友人の成功を喜ぶ強き性格の持主は皆無なり。
アイスキュロス
アイスキュロス