石川啄木の名言集

友がみなわれよりえらく見ゆる日よ 花を買ひ来(き)て 妻としたしむ。

結婚について神の定められた法律はただ一ヶ条ある。いわく、愛!

友がみなわれよりえらく見ゆる日よ 花を買ひ来(き)て 妻としたしむ。 

結婚は実に人間の航路に於ける唯一の連合艦隊なり。

しっとりと 酒のかおりに浸りたる 脳の重みを感じて帰る。

恋は人生のすべてではない。その一部分だ。しかもごく僅かな一部分だ。

時代に没頭していては時代を批評する事が出来ない。

人の値は、大いなる戦いに雄々しく勝ち、もしくは雄々しく負くる時に定まる。

 

われわれが書斎の窓からのぞいたり、ほお杖ついて考えたりするよりも、人生というものは、もっと広い、深い、もっと複雑で、そしてもっと融通のきくものである。

はたらけど はたらけどなほ わが生活 楽にならざり じっと手を見る。

いかなる問題であっても、具体的であるという事は、最後の、しかして最良の結論だ。

願はくば一生、物を言ったり考へたりする暇もなく、朝から晩まで働きづめに働いてそしてバタリと死にたいものだ。

明日は何を為すべきか。これは今日のうちに考えておかなければならぬ唯一のものである。

ひとりの人と友人になるときは、その人といつか必ず絶交する事あるを忘るるな。