ニーチェの名言集

樹木にとって最も大切なものは何かと問うたら、それは果実だと誰もが答えるだろう。しかし、実際には種なのだ。
一日一日を始める最良の方法は、目覚めの際に、今日は少なくともひとりの人間に、ひとつの喜びを与えることができないだろうかと、考えることである。
人は、常に前へだけは進めない。引き潮あり、差し潮がある。
善も強ければ、悪にも強いというのが、いちばん強力な性格である。
高く登ろうと思うなら、自分の脚を使うことだ。高いところへは、他人によって運ばれてはならない。ひとの背中や頭に乗ってはならない。
”愛したい”と激しく求める念が私のなかにあって、それ自身が愛の言葉になる。
最上の愛の杯のなかにも、苦いものはある。
破綻や不倫のほうが、歪めたり、偽っている結婚よりは、ましだ。
いつまでもただの弟子でいるのは、師に報いる道ではない。
総じて値段がつくものは、すべて価値のないものである。
よく食べ、よく飲むこと。それは決してつまらぬことではない。打ち砕け、打ち砕け、浮かぬ顔をした者共の食卓を。
人生を、危険にさらせ。