死そのものよりも、死にゆく過程のほうに人は、遥かに恐れを抱くものです
アルファンス・デーケン
彼は自分がかねてからなじんできた死の恐怖を探してみたが、見い出せなかった。死はどこにある? 死とは何だ? 恐怖はまったくなかった。死がなかったからだ。死の代わりにひとつの光があった。
トルストイ『イワン・イリイチの死』
よく死ぬことは、よく生きることだ
千葉敦子
死にゆく人をいかに温かく見守るかは 社会や文化の成熟の度合いをはかる尺度となる
アルフォンス・デーケン
目が見もせず、耳が聞きもせず、人の心に思い浮かびもしなかったことを、神は御自分を愛する者たちに準備された
新約聖書『コリントの信徒への手紙』