老化や衰えを感じたときの名言・格言

死の恐怖を味わうということは、まだしなければならない仕事をしていないということである。

武者小路実篤(小説家)
老人は、得てして自分達の過去の過ちを棚に上げて、すぐむきになって若い人たちを非難する悪いクセがございます。

加藤道夫(劇作家)
若いときに放縦すぎると心に潤いを失い、節制しすぎると融通がきかなくなる。

サント・ブーヴ(文芸評論家)
五十や六十、花ならつぼみ
七十八十は 働きざかり
九十になって迎えがきたら
百まで待てと追い返せ

須田剋太(洋画家)
空中に投げられた石にとって、落ちることが悪いことではない。昇るのが良いことでもない。

マルクス・合うれ~リウス(ローマ皇帝・哲学者)
力は若者の栄光。白髪は老人の尊厳。

旧約聖書
年をとってから暖まりたいものは、若いうちに暖炉を作っておかなければならない。

ドイツのことわざ
「昔はよかった」とよく聞きますね。が、本当に昔がよかったのか、そうじゃない。新しい時代に適応できなくなっただけです。

波多野完治(心理学者)
人間はやはり物欲を持たなくてはいけないな。物欲が衰えた時は、生命力の弱まった時だ。

上林赤暁(小説家)
老人が支配するのは奴に力があるからではなく、こちらが温和しく忍従しているからだ。

シェイクスピア(劇作家)
年をとったから遊ばなくなるのではありません。遊ばなくなるから年をとるのです。

ヘレン・ヘイズ(女優)
四十歳を過ぎると、男は自分の習慣と結婚してしまう。

メレディス(イギリスの小説家)
大いなる”若気の至り”が育てる個性の芽。

本田宗一郎(本田技研工業創業者)
汝が生まれたとき汝は泣き、汝の周囲の人々は喜び、汝がこの世を去るときには汝の周囲の人々が泣き、汝のみ微笑むようにすべし。

インドのことわざ
人の生き方に反対でも、変えさせるのはよくないわ。それに大抵手遅れだし。

フランソワーズ・サガン(フランスの小説家)
子どもは五歳までにその生涯に学ぶすべてを学び終わる。

フレーベル(ドイツの教育者)
なぜ死を恐れるのですか。まだ死を経験した人はいないではありませんか。

ロシアのことわざ
すべてのものに命はあります。その声を聞くことがとても大切です。

佐藤初女(森のイスキア主宰者)
十六歳で美しいのは自慢にはならない。でも六十歳で美しければ、それは魂の美しさだ。

マリー・ストーブス(植物学者・女性運動家)
老人に忠告をするのは、死人に投薬するようなものだ。

西洋のことわざ
近ごろの若い者云々という中年以上の発言は、おおむね青春に対する嫉妬の裏返しの表現である。

梅崎春生(小説家)
未練が老醜のはじまりではないだろうか。

中野重治(小説家)
死者に対する最高の手向けは、悲しみではなく感謝だ。

ソーントン・ワイルダー(劇作家)
人間生きることが全部である。死ねばすべてなくなる。

坂口安吾(小説家)
今、地球上に存在する、すべての生命が奇跡なのだ。

関野吉晴(探検家)
葬式の類は一切無用のこと。弔問、供物の類はすべて固辞すること。生者は死者のためにわずらわさるべきにあらず。

梅原龍三郎(洋画家)
死と同じように避けられないものがある。それは生きることだ。

チャップリン(映画監督)
死は人生の終末ではない。生涯の完成である。

ルター(神学者)
平穏にして温和な老年は、静かに、清く、優雅に送られた生涯の賜物である。

キケロ(政治家・哲学者)
私は生きることが大好きだから、死を恐れない。ただ、できるだけ遅く死にたいだけだ。

ジョルジュ・シムノン(小説家)
理由もわからずに押し付けられたものを大人しく受け取って、理由もわからずに生きていくのが、我々生きものの定めだ。

中島敦(作家)
死は存在しない。生きる世界が変わるだけだ。

ドゥワミッシュ族の格言
よく働けば、人は長寿で一日が短い。

トルコの格言
信頼は老人の胸では成長のゆっくりした植物である。これに比べ青春(若さ)は思い込みの季節である。

ウィリアム・ピット(イギリスの政治家)
人は、青春時代のあやまちを老年に持ち込んではならない。老年には老人自身の欠点があるのだから。

エッカーマン(ゲーテの秘書)
生涯の頂上で死ねたらいいな。

むのたけじ(ジャーナリスト)